こんにちは
園芸担当の田中です。
毎日寒い日が続いていますが、
バラを育てている方にとっては、大事な作業が目白押しの季節ですね。
私も、自宅で育てているバラの剪定や、植え替えなど、そろそろ始めようと思っています。
暖かい格好で、無理しすぎないよう効率よく進めたいものです。
今回は、コガネムシの幼虫の被害にあった鉢バラの対処法を紹介したいと思います。
去年の10月中旬に、自宅のバラがコガネムシの幼虫の被害にあったのを見つけました。
春に新苗を購入し、育て始めたばかりのバラでしたので、とてもショックでした。
大切に育てているものに限って、被害にあうような気がします。
鉢から抜いてみたら、土がボロっと崩れて、根っこが無残にもこんな状態でした。
白い根はほとんど食べられて、ごぼう根が残っているだけ。
鉢の中には、にっくき幼虫が何匹も!
根を乾かさないように、メネデールを溶かした液に株を浸し、
もとは7号に植えてありましたが、6号にサイズダウン
根がほとんどないのでストレスをあたえないように、肥料分のない赤玉土(小粒)に、
根腐れ防止用として、ミリオンを少し混ぜた土で植え付けました。
最後にメネデールをたっぷりとあたえて、様子をみることにしました。
その後も、ときどき水やりの時に、メネデールをあたえました。
あれから、3ヶ月近くたった状態がこんな感じです。
さすがに葉っぱがもりもりとはいきませんでしたが、枯れることなく、なんとか持ちこたえてくれたようです。
新芽も確認できます。
鉢から抜いて根っこを確認すると白い根も伸びてきていました。
この状態なら育ってくれそうなので、バラ用の土に元肥を混ぜ込み、植え替えをしました。
まだ6号鉢いっぱいには根が張っていなかったので、鉢のサイズはそのままにしてあります。
メネデールをたっぷりとあたえて完了です。
今年の春は、あまり花を咲かせず、株を育てるようにしようと思っています。
今の時期は、バラの大苗の植え付け適期です。
花夢館にも、去年の暮れに大苗が入荷し、来月には、フレグランスローズでおなじみ「ローズなかしま」さんの大苗が30鉢入荷予定です。
大苗のバラは、生産者の方が畑でしっかり育てた苗なので、春には花が楽しめますよ。
バラを育ててみたい方は、ぜひ大苗から始めてみて下さいね。