花夢館鶴見店の戸田です。
先日2月4日には立春(りっしゅん)を迎え
暖かくなることを期待したのですが、
まだまだ寒い日が続きますね(´;ω;`)ウッ…苦手です。
少し暦の上での話をすると、
二十四節気では雨水(うすい)に入り、降る雪が雨へと変わり、
雪解けが始まり、山に積もった雪もゆっくり解けだすとされています。
さらに細かく見てみると七十二候では、
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)といい、
冷たい雪が温かい雨に変わり、大地に潤いを与えるころ。
寒さも緩み、眠っていた動物も目覚めます。
となっています。
暖かくなるのももう少しかなと感じますね。
そして3月に入れば
草木萌動(そうもくめばえいずる)となり
足元や庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽が見られるころで、
柔らかい春の日差しの中、
草木が芽吹き、新しい命が生まれる。
となっており春の訪れを感じます。
さすが「気候」という言葉が二十四節気の
「節気」と七十二候の「候」からできているだけあって
季節の変化をよく表しているなと思いました。
花の世界でも限られたこの時期、
冬の花で彩られている中に、少しづつ春の兆しが見え隠れしてきました。
この時期日本を代表する梅が開花してきています。
日本に渡来したのはかなり古く、
奈良時代には観賞用の栽培が始まっていたそうです。
桜もいいですが、年のせいでしょうか、
ゆっくり咲いてゆっくり散ってほのかに甘い香りのする梅にも惹かれるようになりました。(#^^#)
梅は品種によって早咲き遅咲きとありますが、
今の時期早咲きのピンクの「八重寒梅」白の「冬至梅」極早咲きが咲き始めていました。
梅の咲く今はまだ寒いですが、
春告草(はるつげぐさ)と呼ばれていますので、
春が近づいていることを知らせてくれているようで、嬉しく思います。(^^♪
春になると咲き始める、梅、桃、桜。
どれも同じバラ科の花で、
咲く時期も花もよく似ていて区別しにくいですが、
桃の花は花びらの先端が尖っています。
梅は丸く、桜はクサビ形に切れ込みが入っています。
さらに花数は、
桃は1節に1~2個、
梅は1節に1個、
桜は1節に複数咲いていますし、
よく見ると梅は花柄(かへい)が無く、
枝から直接花が咲いていますが、
桃には短い花柄があり、枝から少し浮いた感じで花が咲いています。
一般的には、お花見や入学・卒業を象徴として親しまれるのが「桜」、
松や竹と並んで縁起の良い「梅」、
桃の節句と呼ばれていてひな祭りに飾る「桃」。
と言った方が分かりやすいかもしれないですね。(#^^#)
戸外の梅は咲き始めですが、鶴見店では桃の花が咲き誇っています。
桃の節句まで入荷予定をしていますので、是非お立ち寄り下さい。