花夢館からのお知らせ

バラ巡(めぐ)り  フローラル花夢館 ~バラ生産者さん探訪記~

バラ巡り

 

フローラル花夢館

 

バラ生産者さん探訪記

 

三輪真太郎さんの創り出す
MIWA ROSE FACTORYの繊細なバラの世界

 

バラ巡り

 

 

先日、愛知県一宮市にある

切りバラ生産者のMIWA ROSE FACTORYさんへお伺いするご縁がありました。

 

今回はイングリッシュローズの魅力を皆様にお伝えできればと思います(*^-^*)

 

バラ巡り

 

 

「MIWA ROSE FACTORY」さんといえば、日本に2人しかいない、

『切り花用イングリッシュローズ』の生産者さんです。

 

イングリッシュローズは、

イギリスの育種家「デビット・オースチン」によって開発されました。

 

オールドローズの優雅な姿と香りに、

モダンローズの四季咲き性と豊富な花色を持った品種群名で、

オールドローズとモダンローズの長所を併せもったバラです。

バラ巡り

 

 

薄く繊細な花弁やふんわりとしたやさしい花色は、

イングリッシュローズの魅力のひとつで、エレガントな雰囲気は草花と調和し

イングリッシュガーデンには欠かせない存在となっています。

 

一方でイングリッシュローズは「花持ちが悪い」とよく言われます。

それは、

花が朽ちる前に自ら花びらを落とす性質「セルフクリーニング」を美徳とするイギリスで作出されたからで、

短所ではなく長所なんだそうです。

茶色くなるまでずっと散らずに残っているよりも、散り際の潔さ、美しさを追求したようです。

 

とは言っても、個人的にはできるだけ長く花を楽しみたいものです。

特に切り花で楽しむなら、やはり花持ちが良い方が断然いいですよね。

 

「繊細で香り豊かな魅力あふれるイングリッシュローズを、部屋の中でも楽しみたい」

そんな願いをかなえてくれるのが「切り花用イングリッシュローズ」なのです。

 

イングリッシュローズの園芸品種の中でも、

比較的切り花に向いているのが、切り花として流通しているようですが、

最初から切り花向けに作られた品種と比べると、やはり花持ちなどで劣るようです。

 

MIWA ROSE FACTORYさんでは、

現在7品種の切り花用イングリッシュローズを栽培されています。

 

バラ巡り

 

繊細なイングリッシュローズは、栽培や収穫後の取扱いなど、

普通の切りバラ品種に比べて難しい点も多いようですが、

品質の良いバラをお客さまに届けたいという強い信念を持ってバラ作りに取り組んでおられます。

ある程度ストレスをかけたほうが、しっかりした作りの、

最後まで咲ききる花持ちのよいバラに仕上がるそうです。

 

堆肥を混ぜ込んだ土壌のお話や、

温度や湿度を細かく管理してハウスの中の環境を整えていること、

 

バラ巡り

 

それによって「うどんこ病」をほぼコントロールできるようになったお話、

ハダニ対策では根気よく複数の薬品を使い分けて対策されていることなど、

 

バラ巡り

 

いろいろな興味深いお話をしていただきました。

 

三輪さんに、お気に入りのイングリッシュローズをお尋ねしたところ、

ピンク色の「ミランダ」がお好きだそうです。

 

 

この品種、残念ながら現在出荷されている品種ではないようですが、

今の取扱い品種の中では「ジュリエット」が一押しとのことでした。

 

私のお気に入りは「ジュリエット」「キーラ」「ベアトリス」です。

■ジュリエット(写真右側のバラです)

 

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やさしいアプリコットオレンジの花色、

深いカップに完璧に整ったロゼット咲き

思わず見とれてしまう美しさです。

 

■キーラ(上写真左側のバラです)

 

淡いピンクとクリーム色が微妙に重なった柔らかな色合いで

外側の花びらが波打ってフリルのように可愛らしいバラです。

 

■ベアトリス

 

バラ巡り

 

周りがクリーム色で中心が黄色のグラデーションがいかにもきれいです。

深いカップ咲きで花弁のふちに切れ込みが入って豪華なバラです

香りはフルーツとアーモンドの香りが特徴です。

 

 

家で飾って1週間後の様子です

 

バラ巡り

 

気温が高めのこの時期に、これだけの期間楽しむことができて大満足でした。

ちなみに、今回この中で一番花持ちが良かったのは、ベアトリスでした。

 

お忙しいなか、こちらの質問にも丁寧に答えてくださり

「MIWA ROSE FACTORY」様

本当にありがとうございました。

 


MIWA ROSE FACTORYさんの切りバラを

フローラル花夢館にて

定期的に取り扱いさせて頂けることになりました。

 

バラ巡り

 

 

愛知のMIWA ROSE FACTORYさんは、

日本では2軒しか認められていないイングリッシュローズの切り花品種の生産者さんです。

その日本全国わずかしか出荷されていない、

希少なイングリッシュローズの切りバラ、

そして、三輪真太郎さんの繊細なバラの世界を、フローラル花夢館から皆様の元へ発信いたします。

 

香り、色、表情や姿で魅了する繊細な花『イングリッシュローズ』

 

「イングリッシュローズの持つありのままの美しい姿を切花にして、その魅力を受け止めてくれる多くの人にその魅力を伝えたい」

 

そんな三輪真太郎さんの想いのつまった、

MIWA ROSE FACTORYさんのバラをご堪能ください。

 

私たち花屋からお客様へ届いた後に、より美しく長く楽しんでいただけるようにと、

MIWA ROSE FACTORYさん、直伝の
お花を長く、美しく楽しむ方法

「How to care for flowers」をご用意頂きました。

 

MIWA ROSE FACTORYさんのバラをお買い求めのお客様にお渡しさせて頂きます。

潤いのある豊かな時間がバラと共にお届けできるよう、

三輪真太郎さんと同じ気持ちで、私たちもお客様にお届けできるよう努めて参ります。