こんにちは
園芸担当の田中です。
先日、ラナンキュラスのラックスの株分けをしてみましたので、
その様子を紹介します。
ラナンキュラスのラックスシリーズは、
花びらがまるでワックスを塗ったような光沢のある独特の表情をみせることから、
ラナンキュラスとワックスを掛け合わせて「ラックス」と名付けられました。
丈夫で、比較的耐寒性があるので、地域によっては、
地植えにしてそのまま翌年も花を咲かせることができます。
春早くから咲き始め、スプレー咲きで次々に花が咲き、
切り花にしてもつぼみまでしっかり咲き、花もちもよいので、最近とても人気のシリーズです。
品種名は、ギリシャ神話に登場する名称からとっているそうですが、
新しい品種も追加されて、どれも魅力的で選ぶのに迷ってしまいます。
少しずつ買い足して、わが家でも10鉢ほど育てています。
ラックスは、3月下旬~4月になると、地上部が枯れはじめ、休眠の準備をし始めます。
地上部がなくなるころには水やりをやめて、雨や直射日光が当たらない軒下などに鉢を移動させて、基本的には何もしなくても大丈夫です。
10月~11月頃に芽が出てきたら、水やりを再開し、日の当たる場所へ移動させ、肥料を与えながら開花まで育てていきます。
ところが、わが家のラックスたちは、11月に入ってもほとんど変化が見られず、心配になって少しずつ水やりを始めたところ、ようやくほんの少し芽がでてきたのを見つけました。
私が最初に買ったラックスは「アリアドネ」で、はじめ8号鉢に植え付け、その後10号鉢に鉢増ししましたが、去年咲いた様子を見るとかなり窮屈そうだったので、ちょうど芽吹きの頃の今が株分けの適期なので、植え替えをかねてやってみることにしました。
鉢から出してみたら、まだほとんど芽は動いていませんが、球根がありました。
今年の猛暑で、土の中で腐ってしまったのかも?と不安でしたが、ひと安心です。
自然に割れたので、そっとそのまま、それぞれを植え付けることにしました。
小さい方は8号鉢に、大きい方は今まで植えてあった10号鉢に。
2鉢ともきれいに咲いてくれたら、来年は他の品種もやってみようと思います。
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